2011年12月6日火曜日

素晴らしいコメントを頂きましたので紹介します

◎素晴らしいコメントを頂きましたのでご紹介します◎

匿名さんのコメント...

 

100年スパンで考えた時、
「ここで生まれ育ったんだから、またここに住みたい。それだけよ」
という住民の願いは、復興への正解となりうるでしょうか?
地盤の嵩上げには、大きな財源が必要になると思われますが、はたしてそれが震災の備えとして、十分効果があるのでしょうか?

移転にメリット、デメリットがあるように、残ることにも正否両面があるわけですから、感情を交えずに、それら全部を比較すべきだと思います。特に、町の採算性については、慎重に検討すべきでしょう。

自然を甘く見てはいけません。次世代、またその次の世代の為にも、今の自分達の欲求は捨て、必要であれば、町を出て安全なところに移り住むべきではないでしょうか?

お上に従うのではなく、人としての生き方が問われているのだと思います。

私自身は、地元の行政に対して、強い不信感を持っています。でも、もし自分が過疎地域を内包する市の運営を任されたら、どのような決断をするだろうかと考えます。残念ながら、全員の要求は、通らない。そのことを理解しつつ、声を上げていくつもりです。

もし、石井さんが、今後真剣に雄勝の町づくりに関わるおつもりなら、ミクロとマクロの視点を忘れずに行動されるよう願います。兎も角怒ってはいけません。怒りは、目を曇らせます。



◎それに対する回答コメントは以下です◎

管理者の石井ですさんのコメント...

 

匿名さんへ

大変貴重なコメントに感謝いたします。
すべてのご指摘に対し、全くその通りと思います。

おっしゃる通り、高台移転も公営住宅もかさ上げも、
それぞれメリットとデメリットがあります。
雄勝の中でも地区ごとにどれが適しているかは
違ってくるはずです。10年先を考えた場合と
100年先を見越した場合でも変わってきます。

・今、津波を体験した人は怖さがわかるが、子孫の
 代まで考えたら高台に移って、同じ恐怖は繰り返
 さないほうが賢明だ

・かつて12000人いたのに、いまでは4000人だ。
 ここで高齢者が数百人ばかり高台に住むだけの
 町になったら津波が来る前に町が死ぬ

どちらも、ものすごく説得力があります。
私が市の担当者だとしても、ひとつに絞れといわれたら
悩みに悩みます。(今の行政は、『上がそういってるから
仕方ない』という責任回避で悩む必要ないそうですが)
 3つの事業を組み合わせて、早く良い案が
出来ることを望みます。


「ここで生まれたんだから、、、」
というコメントは、特にインターネットを普通に使える方で、
町づくりに関心のある町外の方を意識しました。

特に都会から来られる方からは、よく不思議そうに
『こんな危険なところ、一体誰が住むの?』と聞かれます。
悪気がなく、本当に理由がわからないそうです。

『職住分離すれば町は残るでしょ』ともっともらしく説明
される方もあります。

ひどい話では、
私が「みんななんとかこの町に残りたくて頑張っているん
ですよ~」というと
『こういうところに人を住ませるために、俺たちは税金払って
るんじゃねぇよ。NHKで消えゆく街なんていわれた通り町ごと
集団移転するべきだ』と真顔で言われることもあります。


とにかく、町外出身者が表に出てとやかく言うような町づくり
は健全ではないと自分でも思います。住民が中心となって真剣
に議論して言い合って自分達のまちをつくりあげていってほし
いです。 

怒りはできるだけ慎みます。
これまでの行政が、住民に議論する機会もあたえず、行政の都合で

答えを決めようとしたから怒っています。早く健全に話し合う状況が

できることを祈っています。

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